さて、先日こんな相談を受けました。
「お腹が張って、ゴロゴロして、ちょっと下痢気味。胃もムカムカして逆流性食道炎と言われました。それに、疲れやすいし、眠りも浅いし、物忘れもするし、この先が心配・・」
相談者Aさん、食生活、普段の生活リズムをお聞きすると、食事は基本自炊、アレコレ気にして食生活も頑張っています。
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腸活に毎日ヨーグルト、納豆を欠かさず食べています!って人、結構います。
が、しかし、、
それがお腹ゴロゴロの原因だとしたら?
びっくりしますか?
IBS、SIBOってご存知でしょうか?
IBSは過敏性腸症候群、
ストレスによって不安な状態になると、自律神経やホルモンが乱れます。そのため腸の蠕動運動が不安定な状態になります。さらに痛みを感じる知覚過敏の状態になります。 これにより、便秘や下痢といった便通異常が引き起こされ、腹痛が起こります。
SIBOは小腸内細菌増殖症
通常、小腸は普段液体で満たされ、細菌も多くは存在せず、ガスも少なく、栄養を吸収する働きをしています。
一方、大腸には多数の腸内細菌が存在し、体内の毒素の分解をして、便として体外へ出す準備をします。
大腸の細菌が急激に小腸内で増殖し、豊富な栄養を分解して多量のガスを産生してしまうケースがあります。
これを小腸内細菌増殖症(SIBO)といいます。
小腸が発生した多量のガス(メタンや水素ガス)により著しく拡張し、お腹が膨らむことで腹痛が起こります。
SIBOになる原因は、
1胃酸抑制剤、抗生剤の常用
2鉄欠乏、栄養不足によるエネルギー不足
3ストレス
など、いろいろ
治療は、小腸内の細菌を増やさないようにすること。
高FODMAP食はやめて、低FODMAP食にするというものがあります。
F:発酵性の糖類 O:オリゴ糖 D:二糖類 O:オリゴ糖 P:ポリオール(糖アルコール)を3週間ほど全て控えます。
ざっくり言うと納豆などの発酵食品、小麦、りんご、芋、ごぼう、乳製品を控えるという感じ。
詳しい分類は、検索してもらえると出てきます。
3週間くらいこの食事を続けて、変化を確認しながらSIBOになる原因を探っていくことになります。
一生この食事ではなくて、症状が落ち着いて、腸が元気になれば何を食べてもよくなります。
SIBOの人はカンジタ菌の増殖も考えられます。特に倦怠感、記憶力の低下などが感じられる場合。
カンジタは糖分を餌として増殖するので、甘いものを控えるのは必須。
カンジタ菌は日和見菌、必ず体内にいる菌ですが、増え過ぎてしまうと倦怠感や集中力の低下などの症状が出やすくなります。
良かれと思って、せっせと食べていたものが・・原因ともなり得るのです、
人それぞれ、その時によって合う食事は違うということですね。
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